1. HOME
  2. ブログ
  3. 阿須利神社|奈良時代は港町!大津に鎮座する海運の神様たち

阿須利神社|奈良時代は港町!大津に鎮座する海運の神様たち

出雲市の大津町内にある阿須利あすり神社。街中にあって駐車場も無いことから、車で走っていると毎日目に留まっていても参拝するチャンスを逃しがちな神社です。

しかし、参拝してみてビックリ!非常にたくさんの神様がおられるのです。

 

阿須利神社の御由緒

出雲風土記に「阿須理社」と記載されており、少なくとも1300年近くの歴史を持つことが伺い知れます。その出雲風土記が編纂された奈良時代、この辺りは斐伊川から神門水海(今の神西湖)に向かって注いでいたのです。

阿須利神社はその岸辺にあり、大津湊に鎮座していたと伝えられています。多くの船が出雲大社の方角から入ってきて、東の宍道湖の方角へと抜けて行ったことでしょう。

阿須利神社はそんな交通を見守るお役目を持っているかのように、たくさんの海にまつわる神様がお祀りされています。

 

現在の神社前通りは完全にアスファルト舗装された陸地。かつての港の風景を感じることはできません。

 

阿須利神社の境内

御本殿

豊玉比古神とよたまひこのかみ

玉依比女神たまよりひめのかみ

豊玉比女神とよたまひめのかみ

大巳貴神おおなむちのかみ

 

合祀

誉田別命ほむだわけのみこと

気長足姫命おきながたらしひめのみこと

足仲彦命たらしなかつひこのみこと

いずれも明治四年三月に合祀。別名を応神天皇・神功皇后・仲哀天皇といい、八幡宮の神様の事を指します。

さらに加久突知命、和多津見神、 事代主命、大年神なども合祀されているようです。

 

社殿は流造、千木などはなく、御神紋は五三の桐紋、方角は東を向いていました。

 

稲生神社

倉稲魂神うかのみたまのかみ

 

武内神社

武内宿祢たけうちのすくね

 

 

総荒神

 

社日碑

 

若崎神社

素戔嗚尊すさのおのみこと

創立年代不詳と書かれています

 

大曲恵美須神社

八重事代主神命やえことしろぬしのかみのみこと

明治二十六年に大津町内の商業繁盛の為、守護神として大曲町内に鎮座。その後、昭和十八年頃に阿須利神社境内に遷座。

 

下照姫神社

下照姫神したてるひめのかみ

木花開耶姫命このはなさくやひめのみこと

 

「創建年代不詳。酒、酢、醤油など醸造家の崇敬篤し」と書かれている。なぜ!?

 

恵美須神社

八重事代主命やえことしろぬしのみこと

創立年代不詳。大津市中の商業繁昌の守護神として奉祀し、薬師町に奉祀し、境外の社なりしが、明治四十四年一月二十三日、本社境内に移転する。と書かれている。

 

金比羅神社

大国主命おおくにぬしのみこと

 

延魂神社

磐長姫命いわながひめのみこと

 

三輪神社

大物主神おおものぬしのかみ

御神木と思いきや、神社という立札が!

 

恵美須神社

ついに三社目のエビス!!

立札は文字が見えなくなっていましたが、おそらくコトシロヌシさんでしょう。

 

道祖神

 

 

阿須利神社へのアクセス

阿須利神社には駐車場などはなく、神社前の通路も意外と車の往来があるため、時間帯によっては路上駐車も難しいです。両隣が民家という事もあり、非常に気を遣う事に。。

自動車の場合はいっそ一畑電鉄の大津駅に停めて歩いてくることをお勧めします。大津駅からは徒歩3分程度。

 

まとめ

大津の街の変化とともに、遷座と合祀を繰り返してきた阿須利神社。

奈良時代は船の安全を守る意味合いだったトヨタマ、タマヨリの神様に、漁業の安全を守るエビス様が加わって、商売繁盛を祈るエビス様が加わって!狭い境内の中が賑やかになるほどの摂社の数!

そんな阿須利神社の境内で鳥居の外を眺めながら、奈良時代の船行列が行くのを想像してみてはいかがでしょうか。

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

ライター紹介

ID:kunato38 出雲に住むアラフォー男性です。 出雲神話と神社が大好き。出雲そばと日本酒も愛しています。 【主要参考文献】 古事記、日本書紀、出雲風土記、神社各所の御由緒書 【資格】 神社検定3級 2級はあと3点足りず落ちました。。来年再チャレンジ!

初めての日本神話にオススメの本

神社に興味があるのに!
神社の御由緒書きを読んでも内容が分からない!
パワースポットとか大好きなのに
ネット検索するしか調べる術がない…
日本文化をもっと詳しく知りたい
と思ったら、神話にルーツがありそうだと分かった…

などと悩んでいる方!実は僕もそうだったんです!これからご紹介する本を読めば、神社に行くのがもっと楽しくなって、日本文化のルーツが分かります!

でも神話って読みにくい・・・そんな最初のハードルを越えやすい優秀な書籍です。僕は今でも片手に読みながらブログを書いています。時には神社参拝に持っていく事も!

神社のいろはを勉強するならまずは読んで欲しい。。そんなお勧めの書籍たちをご紹介します!  

古事記の入門書

皇室の旧宮家である、竹田恒泰先生の書籍。古事記には非常にたくさんの神様が出てきて、全部覚えようとすると挫折します。。実は古事記って再び登場する神はほとんどないんです。 この本は覚えた方がいい神様とそうではない神様を見分ける目印がついているというスグレモノ! さらに皇室側の視点で見た読解がすごく面白い!そして丁寧な解説!初めて古事記を読むなら、この本が絶対おすすめ!  

日本書紀の入門書

神話や和歌が少ない日本書紀は、読み進めるのがつまらなくなりがち。だって日本書紀って年表を読んでいるような気になる記述なんです。 でもこの本なら漫画表記と文字表記がペアになっているという画期的な工夫がなされています! 文字だけ読みたい人にも、漫画だけ読みたい人にも一冊で対応可能!しかも、どっちを読んでもある程度内容がつかめてしまうという・・・初めて日本書紀読むなら絶対これ!  

超高速で理解する古事記

超高速で理解する古事記|note


神様の名前を読む自信が無い!
神話を読む自信が無い!
そもそも本を1冊全部読めた試しがない!
だいたいどんな話なのか分かれば十分という方!
 
これなら超高速で古事記を理解し、10分あれば古事記の概要を理解し、天皇や神社について大雑把に理解できます。
時間のない方にもおすすめです!
読んでみる