ヤマタノオロチ伝説を追いかける旅。

今回ご紹介する八口神社には、スサノオがヤマタノオロチを討伐する際に使った作戦、

お酒に酔わせてドン!に関わった神様です。

八つの頭を持ち、大変な力を持っていたヤマタノオロチを退治するために、まずは強いお酒を飲ませて寝込んでしまったところで斬り伏せるというもの。一見卑怯な作戦に見えますが、勝利の為なら手段を択ばないスサノオは軍略家としての腕があったことを示しています。

そのお酒を出した神が存在していたのです!もちろん古事記には載らない神様。今回もそんな歴史の裏側に迫ります!

 

※ヤマタノオロチ神話に関する補足は下記の記事をご参照ください

【八岐大蛇】スサノオのオロチ退治と伝説の剣「草薙剣」

 

オロチを酔わせた酒の壺!

これがずばり、ヤマタノオロチが飲んだとされる8つの酒壺のうちの1つなのです!

スサノオはオロチを酔わせるために八塩折(やしおおり)のお酒を造るようにお命じになります。八塩折とは8回も醸した、強い強いお酒のこと。恐らく飛び切りの辛口で、ぐいぐい飲んでしまうタイプのお酒だったのでしょう。

ヤマタノオロチの頭の数に合わせて、8つの壺に八塩折の酒を入れて差し出したのです!つまりこの壺神はヤマタノオロチと最初に一戦交えた神様。思わず飲んでしまいたくなるような立派な壺。

同じお酒でも壺から出されると、「お?蔵出し?いいね~」みたいな飲んべえのココロをくすぐる演出となりますよね。ちがいますか。

この壺神は印瀬の壺神(いんぜのつぼがみ)と呼ばれ、絶対に壺に触れてはならないという言い伝えがあります。

 

壺に直接触れることができないように石で囲まれ、玉垣で囲まれています。

石の下に僅かに見えるのが壺の口部分なのです。

 

印瀬の壺神の祟り

昔この地の民が壺に触れてしまったことがあります。触るなと言われれば触りたくなるのが人情というもの。すると大変な事態になってしまうのです。。。

 

壺に触れた途端、

天はかき曇り、山は鳴動して止まず、八本の幣と八品の供物を献じて神に祈ったところ、ようやく鎮まった。

それ以来再び壺に触れることが無いように、多くの石で壺を覆い、玉垣で囲み、しめ縄をめぐらした。

 

この言い伝えは何を意味するのでしょうか?石と玉垣としめ縄という3つの封印をかけて鎮めるというのはただ事ではありません。天地が激しく揺さぶられるほどの力を持った壺神って・・・

そんな神様に酒を勧められたら断れないですよね・・・

 

八口神社の本殿

壺神の隣には八口神社と書かれた社殿が鎮座しています。

千木や御神紋などは見えません。

 

御祭神

須佐之男命(すさのおのみこと)

櫛名田姫命(くしなだひめ)

 

ヤマタノオロチを退治されたスサノオとその正妻のクシナダヒメをお祀りしています。

 

配祀祭神

国神社(くにつかみのやしろ)

足名槌命(あしなづちのみこと)

手名槌命(てなづちのみこと)

 

この二柱はクシナダヒメの父母にあたります。スサノオの命令によって八塩折の酒を準備したのはこの神様ともいわれています。

社殿は見えませんので、八口神社の中に合祀されたものと見えます。

 

八幡宮

誉田別命(応神天皇)

 

こちらも社殿は見えませんので、八口神社の中に合祀されたものと見えます。

 

 

八口神社へのアクセス

公共交通機関は通っておらず、マイカーかレンタカーで行くしかありません。

近くに駐車場があります。

しかし、この神社はそもそも山の中にあるので、季節的に夏から秋にかけてはクマの出没にもご注意ください。複数人で訪れること、鈴やラジオを携帯することをお忘れなく。

 

鳥居から参道を進むと大変急な階段となっています。

 

向かって左手の斜面を上がっていく事もできますが、こちらも急こう配のため、歩きやすさはあまり変わらないかもしれません。

いずれにしても足腰に自信のない方にはお勧めしにくい神社です。

 

まとめ

ヤマタノオロチ退治に大きな成果を残した壺神。

その力は未だ畏敬の念を持ってお祀りされており、むしろ封印ともとれる厳重さ。

一体どんな力を秘めているのか。。。

もちろん触っちゃダメですからね!!

 

実在する八塩折の酒!!

 

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