1. HOME
  2. ブログ
  3. 伊勢ノ宮神社|出雲では希少なアマテラス社に高瀬山から来た謎の神

伊勢ノ宮神社|出雲では希少なアマテラス社に高瀬山から来た謎の神

出雲市斐川町の荘原にある神社。

出雲では珍しい天照大神を祀っています。色々調べても詳しい文献が出てこない謎のお社なのです。まだ調査中ではありますが、分かったところまでを記載しておきます。

 

伊勢宮のご由緒

江戸時代に書かれた雲陽誌に伊勢宮に関する記述がみられます。

雲陽誌-下庄原-

伊勢宮 内宮外宮をあわせまつる、本社二尺に三尺・拝殿一間半に二間、鳥居あり、祭日九月朔日七座の神事あり、勧請建立年しれず

下庄原という地名はなく、上庄原という表現は残っています。直江にも上直江と下直江という記載がみられ、どうやら出雲大社に近い西側の地区を上と呼び、東側を下と呼んだのでしょう。その意味でこの伊勢宮がある地域を下庄原としていたのでしょうか。勧請年代は不明としていますが、内宮と外宮を合わせ祀るとしています!

 

伊勢ノ宮神社のご祭神

天照大御神あまてらすおおみかみ

豊受大御神とようけのおおみかみ

 

伊勢の内宮と外宮を合わせ祀るという事は、アマテラスとトヨウケをお祀りしているということでしょう。しかし御本殿に掲げられた棟札には「恵美須神社」の表記も。これは雲陽誌には書かれていないので、近くにあった恵美須社を合祀したということと推察します。

 

伊勢ノ宮神社の境内

謎の石碑1

高瀬山鎮座 玉柏常磐神

慶應三年十一月十二日勧請

 

謎の文字が刻まれた石碑。高瀬山に鎮座する神とされている謎の神。確か高瀬山に降臨して、高瀬山の名前由来になった「高清水」という言葉を残したのは、神代神社のご祭神 宇夜都弁命うやつべのみことだったはず。玉柏常磐神とは・・・また謎なキーワードを拾ってしまった。高瀬城の城主、米原綱寛を祀った高瀬神社は1910年に学頭諏訪神社に合祀されたとあるから、これじゃないし。

慶應三年とは1867年の事ですが、この時代は新川が開通していて荘原地区の神社は色々と再整理を余儀なくされた時でしょうから。高瀬山にはどなたが祀られていたのだろう。あー分からない。

 

謎の石碑2

大社・素鵞社・金刀比羅宮

 

大社とは出雲大社の事と考えると、素鵞社とは出雲大社の摂社の事でしょう。金刀比羅宮も合わせて記載する事にどんな意味があるのか・・・これも謎ばかりです。

 

謎の石碑3

文字が消えているため、何の石碑なのか全く分かりません・・・

 

社日碑

出雲ではよく見かける五穀豊穣祈願の社日碑

 

伊勢ノ宮神社へのアクセス

JR山陰本線 荘原駅から車で4分。

神社には駐車場がありませんので、隣にある山陰合同銀行荘原支店の駐車場を利用するしかなさそうです。あまり長時間の滞在とならないようにご注意ください。

 

まとめ

雲陽誌の記述のみを頼りに分析をしますが、謎だらけの神社です。出雲では数少ない伊勢の神を祀る神社。高瀬山に鎮座していた玉柏常磐神とは!?またしても謎が深まってしまいました。高瀬山についても再度調査してみないと・・・

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

関連記事

ライター紹介

ID:kunato38 出雲に住むアラフォー男性です。 出雲神話と神社が大好き。出雲そばと日本酒も愛しています。 【主要参考文献】 古事記、日本書紀、出雲風土記、神社各所の御由緒書 【資格】 神社検定3級 2級はあと3点足りず落ちました。。来年再チャレンジ!

初めての日本神話にオススメの本

神社に興味があるのに!
神社の御由緒書きを読んでも内容が分からない!
パワースポットとか大好きなのに
ネット検索するしか調べる術がない…
日本文化をもっと詳しく知りたい
と思ったら、神話にルーツがありそうだと分かった…

などと悩んでいる方!実は僕もそうだったんです!これからご紹介する本を読めば、神社に行くのがもっと楽しくなって、日本文化のルーツが分かります!

でも神話って読みにくい・・・そんな最初のハードルを越えやすい優秀な書籍です。僕は今でも片手に読みながらブログを書いています。時には神社参拝に持っていく事も!

神社のいろはを勉強するならまずは読んで欲しい。。そんなお勧めの書籍たちをご紹介します!  

古事記の入門書

皇室の旧宮家である、竹田恒泰先生の書籍。古事記には非常にたくさんの神様が出てきて、全部覚えようとすると挫折します。。実は古事記って再び登場する神はほとんどないんです。 この本は覚えた方がいい神様とそうではない神様を見分ける目印がついているというスグレモノ! さらに皇室側の視点で見た読解がすごく面白い!そして丁寧な解説!初めて古事記を読むなら、この本が絶対おすすめ!  

日本書紀の入門書

神話や和歌が少ない日本書紀は、読み進めるのがつまらなくなりがち。だって日本書紀って年表を読んでいるような気になる記述なんです。 でもこの本なら漫画表記と文字表記がペアになっているという画期的な工夫がなされています! 文字だけ読みたい人にも、漫画だけ読みたい人にも一冊で対応可能!しかも、どっちを読んでもある程度内容がつかめてしまうという・・・初めて日本書紀読むなら絶対これ!  

超高速で理解する古事記

超高速で理解する古事記|note


神様の名前を読む自信が無い!
神話を読む自信が無い!
そもそも本を1冊全部読めた試しがない!
だいたいどんな話なのか分かれば十分という方!
 
これなら超高速で古事記を理解し、10分あれば古事記の概要を理解し、天皇や神社について大雑把に理解できます。
時間のない方にもおすすめです!
読んでみる