出雲大社の歩き方

縁結びで有名な出雲大社や出雲の魅力について語ります

神社の存続危機!ご利益信仰がもたらす日本の未来とは?

祈りの意味を忘れてしまった日本人。

 

第二次世界大戦後、特に高度経済成長以降は欧米的な考え方(合理的な考え方)が蔓延し、日本人は自分にとってメリットがあることしかしなくなりました。

 

このまま合理化が続くと、日本人は滅びの道を歩むことになるのではないか…

 

私はそう思うのです。

その理由と背景を書いてみようと思います。

 

 

戦後の合理主義とはどんなもの?

合理主義は悪いことばかりではありません。

戦後の日本にはまさに、必要だったのです。

 

戦後の焼け野原から、日本がここまで復興したのは、合理主義のお陰と言えます。

 

合理的な考え方の元に大量生産と技術革新が進み、その経済効果によって日本人は豊かになりました。

合理化とはすなわち機械化、自動化のことであり、「一旦考えることをやめてインフラを一点に集中することでコストを下げる」という言い方もできます。

 

 

平均寿命は伸び、人口は増え、子供には学びの場が等しく提供されるまでに国が発展しました。

 

 

しかし、日本の社会がこれだけ豊かになると、人々の悩みは変化していきました。

 

 

日本人の悩み事の変化

ジェネレーションギャップという言葉があるように、人は生まれた時代によってそれぞれ悩みがあります。

 

そして、それぞれ分かり合えないほど、時代というものは高速で進んでいます。

戦後と言われる、直近70年くらいを振り返ってみましょう。

 

 

第二次世界大戦後の悩み

第二次大戦後、人々の悩みはまず「命をつなぐこと」でした。

 

食べるものがない、仕事がない、お金がない、住むところがない。

豊かな暮らしなど望むことはできませんでした。

とにかく生活インフラを取り戻すことが何よりも大事。

 

自分の命を燃やし尽くして、家族の命をつなぐことを「使命」と考えたのでしょう。

 

この時代の御先祖様がいたから、今の私たちの命があります。

この時代は命をつなぐために「食べていくこと」が求められていました。

 

このような働き方を「ライスワーク」と呼びます。

今日の糧の為に働く。という事です。

 

 

高度経済成長期の悩み

戦争当事者だった世代が残してくれた社会インフラによって、日本は高度経済成長を成し遂げます。

 

焼野原から欧米と肩を並べる、経済大国への名乗りを上げたのです。

この頃の人々の悩みは、「もっと豊かになりたい」でした。

 

我が家にもテレビが欲しい、我が家にも冷蔵庫が欲しい。

 

生きていく事は大前提として、もっと豊かに生きることが尊ばれました。

 

寝る間を惜しんで働く人々が次第に増え、「ライフワーク」という働き方の時代へと突入していったのです。

 

この時代の人々の悩みは「お金」でした。

欲しいものを手に入れるための手段として、自分の働きを評価するバロメーターとして。

 

お金を増やすためにさらなる効率化を考え、機械化と自動化を推し進めていきました。

 

 

現代の人々の悩み 

一人一台のクルマを所有し、一人一台のケータイ電話を所有する人々。

世帯に1戸の家を所有し、季節に関係なく食べたいメニューを選べる時代。

 

24時間コンビニで買い物ができ、家に居ながらにして商品を購入することができます。

 

お金があれば全て手に入るけど、贅沢しなくても生きていける。

現代人の特に若い世代は「食料」も「お金」も執着することがなくなってきました。

 

現代人の悩みは「生まれてきた意味」です。

 

 

 

 

価値観の変化と神社の変化

このような時代の変化とともに神社にも異変が起きていました。 

 

人々の悩みが変化すると、神社でお願いする内容も変わってきますよね。

 

感謝を届けるはずの神社で、「商売繁盛」「出世」「一攫千金」など自分に都合のいいことばかりお願いする人が増えてしまいました。

 

仕方がありません。その時代にはそういうご利益が必要だったのですから。。

 

しかし、深刻な事態を生んだのはむしろこの願いの内容自体ではなく、GHQの取った「占領政策」が大問題だったのです。

 

彼らの日本人を屈服させるための周到な計画はこうです。

  1. 天皇を尊敬させない
  2. 神話を勉強させない
  3. 神社のイベントを忘れさせる


その結果どうなったかというと。。。

神社の意味が分からなくなり、日本文化を忘れて欧米文化に染まり、自分たちのルーツを忘れてしまいました。

 

神様の名前もご神徳も忘れた日本人の祈りはこうです。

 

 「誰でもいいから願いを叶えてよ」

 

感謝を忘れた祈りが虚しく響き渡っています。

 

文化的な背景を踏まえていない祈り方が増えた結果、神社には大変な変化が起こっています。

 

 

神社の数の変化

明治時代、つまり戦前には約20万社あった神社ですが、現代では約8万社にまで減少しています。

 

 

神社のご祭神による分類

8万社ある神社のうち、2万社は稲荷神社、1万5千社は八幡宮です。

 

つまり、約半分は外来の神様です。

 

そしてそのご神徳はこうです。

  • 五穀豊穣
  • 商売繁盛
  • 出世
  • 安産
  • 病気平癒
  • 学業成就

 

一目見ただけでわかります。都合が良すぎます。

 

 

神社の変化で日本人の将来も変わる!?

このまま日本古来の神社が減り続け、稲荷と八幡宮だけが残っていったら、、、

 

その土地の名前を決定づけた神様の名前が忘れられてしまいます。

 

名前を忘れられた神様は存在を消してしまいます。

 

神様がいなくなるとその土地の氏子はご加護を失います。

 

氏子がお祭りごとを行わなくなります。

 

子どもが笑顔になるお祭りがなくなってしまいます。

 

子どもが育たなくなってしまいます。

 

 

そして現代の人々の悩みは「生まれてきた意味が分からない」です。

 

これはすなわち、地域に根差した神社が失われ、日本人の日本人たる由縁を話す大人がいなくなったことが原因です。

 

自分は日本人として生まれてきたはずなのに、お父さんもお母さんも外国人のいう事の受け売りばかり。

 

日本人とはどういうものなのか、自分とはどういうものなのかわからない。

 

こうした問題に大人たちは、神社の方々はどうか。

子どもたちに

「日本人とはどういう生き方をする人種なのか?どういう死に方をする人種なのか?」

を語ることができているでしょうか?

 

語るとしても、どうやったらいいのでしょうか?

 

これらの答えは全て「神話」と「神社」に詰まっていると思います。

 

GHQが行った占領政策

神話を奪うという攻撃は、戦後70年経ってもなお、いやむしろ今になってやっと効果を実感する段階にきました。

 

ここから日本人は意識して「思い出す」ことをしていかないと、日本人として生きて行けるかどうか怪しいところです。

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

皆様に良いご縁が結ばれますように!