斐川平野の西側。万九千神社の近くにある若宮神社。この辺りはなんと出雲大社の神主家系で有名な「北島さん」を由来とする地名があるのです。

 

北嶋 若宮神社の御由緒

この若宮神社のある「北島地区」は、出雲大社の神領地。北嶋国造家の家名をもらって村名としたそうです。そして南北朝時代の元中四年(1387年)に出雲国造であった出雲臣資孝の命によって、佐藤市郎右衛門という方が淡路国 伊弉諾神宮より勧請し、氏神としたとあります。

南北朝時代といえば、出雲大社の社家が後継ぎ問題によって千家と北島に分離した時代。ちょうどその時代に北島という地名を付けて住んだ人々がいて、氏神に伊弉諾神宮の御分霊を祀ったと。実はこの北島地区の南側には千家という地名もあります。

もともとの鎮座地はこの場所から西へ行った、斐伊川堤防近くだったそうです。1704年にこの地へ遷座されたとのこと。

明治8年には別名村と合併し、現在の名島という地名になったそうです。

 

 

北嶋 若宮神社の御祭神

伊弉諾神いざなぎのかみ

伊弉冉神いざなみのかみ

 

出雲大社の社家の方が祀る氏神というのがイザナギ・イザナミというのも不思議ですが。北嶋家の祖先はアメノホヒですから、アマテラスの御子。イザナギ・イザナミはアマテラスの親ですので、祖先神と言えるのかもしれませんね。

 

北嶋 若宮神社の境内

ご本殿

社殿は大社造で、千木は男千木、御神紋は亀甲に若。方角はやや南東を向いています。

 

御祭神不明の祠

 

 

社日碑

 

 

稲荷社

 

 

荒神様

 

 

北嶋 若宮神社へのアクセス

JR山陰本線 直江駅から車で約6分。駐車場と呼べるような広場はありません。

北側から入ると小さい橋を渡ることになりますが、本殿横のスペースに駐車できます。南側からくると細いあぜ道を通ることになりますが、鳥居前に停める事ができます。いずれにしても大きな車では難しいでしょう。

 

まとめ

出雲大社の2つの社家、千家・北島が両方とも地名に残っている斐川町名島地区。ここ若宮神社は北島家の氏神として、イザナギ・イザナミを祀っているのでした。

もともとはこの辺りに出雲国造家が住んでいたのだと考えると、目に映る斐川平野がまた違った風景に見えてくる様です。