出雲大社の歩き方

縁結びで有名な出雲大社や出雲の魅力について語ります

子宝祈願に出雲大社へ参拝される方は【御井神社】にもお参りしましょう!

出雲大社大国主命といえばたくさんの妻を持ち、数々の恋物語で有名ですね。そんな縁結びパワーを分けてもらおうと全国から参拝者が絶えません。

 

大国主命はそういった意味では、子孫繁栄の象徴ともされているようです。祈願される人の悩みによって様々なお願い事があるようですね。

 

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そんな「子供とのご縁を結ぶ」という意味で「子宝に恵まれますように」と願う方にぜひお参りしていただきたい神社があります。

 

まためでたく妊娠され、出産を控えておられるご夫婦にもぜひお参りしていただきたい神社でもあります。

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その神社とは御井神社(みいじんじゃ)」と申します。

 

 

大国主命の事はこちらをご参照ください。

www.izumo-enmusubi.com

 

 

御井神社のご祭神

 そんな大国主命の奥様の一人に「八上姫(やがみひめ)」という絶世の美女がいます。

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御井神社にお祀りされている神様は、この八上姫の御子神(みこがみ)の木俣神(このまたのかみ)です。

 

 

八神姫と大国主命のラブストーリー

八上姫のその美しさと言ったら、男たちが「ひと目だけでも見てみたい!」と願うほど。大国主もたくさんの兄たちに連れられて、わざわざ因幡の国(現在の鳥取市)まで旅をしました。

 

途中でいたずらをして大けがをしてしまったウサギ(因幡の白兎)を助け、「貴方は必ず八上姫と結ばれる」という予言をもらう事になります。ウサギの予言通り大国主命は八上姫と結ばれます。

 

一夜の恋もむなしく、大国主は出雲の国へ帰っていきました。その後八上姫は大国主の子を身籠っていることに気づきます。

 

そして出雲の国へ出向き、大国主命に会おうとするのですが・・・

 

大国主命には正妻がいることを知ります。素戔嗚尊スサノオ)の娘  須世理姫(スセリ姫)です。

 

八上姫は「この子が大国主命の子だとお伝えをしても、出雲の王家の子として扱ってもらえるのか?しかし因幡の国で生んだとしても、誰の子だと伝えたらよいのか」と相当お悩みになったはずです。

 

旅の疲れもあり、身も心も疲れ果てた八上姫は出雲国宍道湖のほとりで温泉を発見します。日本三美人の湯にも数えられる名湯湯の川温泉です。湯につかった八上姫は疲れを忘れ、たちまち美貌を取り戻されたそうです。

 

身を引く事を決めた八上姫

正妻の存在を知った八上姫は因幡の国へ帰ることを決めます。しかし既に臨月を迎えていたため、どうしても出雲で出産をすることになってしまいました。

 

出雲の斐川平野にたどり着いた八上姫は、子供を産湯に浸からせるため、3つの井戸を掘り当てます。

 

生井(いくい)・・・安産の井戸

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福井(さくい)・・・産児幸福の井戸

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綱長井(つながい)・・・産児長寿の井戸

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それぞれが子供の幸せを願って掘られた井戸なのです。

 

この井戸の水で産湯をつかった八上姫の御子は井戸の神としての名前を持ちました。そして、御井神社と申すのです。これらは日本最古の井戸です。

 

しかし、産まれた御子神は出雲にも因幡にも行く場所がなく、八上姫は泣く泣く子供をこの地に残して行かれたそうです。

 

早く誰かに見つけてもらえるようにと木の枝の間にそっと御子を置かれると、因幡の国へ帰って行かれたのです。そして木の間という意味から、木俣神と呼ばれるのです。

 

これだけ聞いてしまうとただの愛人と捨て子の話に聞こえるかもしれません。しかし現代のようにスマホもなければ郵便も電報もない時代。

 

どうやって他に妻がいるかを見抜けたでしょう?どれだけ少ない情報を元に出雲を目指されたのでしょうか?それを思うと八上姫の愛情がどれ程熱いものだったか想像してみて下さい。

 

また、子供を置いて帰るのに涙が出ない親はいません。その悲しみたるや、慟哭を押し殺して、気が狂う思いを抑えて・・・人の親ならば誰しもが理解できるでしょう。

 

その八上姫の思いを表すかのような神社が御井神社の近くにあるのです。

 

実巽撰神社(じっそんじんじゃ)と申しまして、御祭神は八上姫です。

 

 

我が子を見守る親心

実巽神社は御井神社の南方に位置し、小高い丘の上にあります。

 

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見えづらいですが、木々に隠れて白いお社が見えます。

 

御井神社に背を向けて鎮座している姿はまるで、「帰ることを決めたものの子供のいく末が気になって仕方がない」という気持ちを訴えているようです。

 

恐らく八上姫はこのお社に数日留まり、我が子が人の手に引き取られて行くまでを見守ったに違いありません。

 

その想いは叶い、斐川の人々に丁重に育てられた事が伝わっています。その後、木俣神はとあるお名前に変わり、お隣の伯耆国鳥取県西部)の神社に祀られています。

 

その地で木俣神は安産を広め、子宝に恵まれる夫婦の為に力を尽くされたと御由緒にあります。お名前が変わっているのはやはり、八上姫がお気になさっていた王家の血筋が関係しているのでしょう。

 

八上姫と大国主命との御子ということを言えない「大人の事情」が垣間見れます。

 

出雲大社にお越しの際は、御井神社と実巽神社にぜひお越しくださいね。腹帯のご祈祷や初宮参り、七五三も丁寧にご祈祷してくださいます。

 

出産前のご祈祷の後は必ず「安産間違いなしです」と勇気付けてくださいます。妊婦の方も是非この神社でご祈祷を受けてみてください。

 

皆さまに良いご縁が結ばれますように!

 

御井神社へのアクセスはこちら

 

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