出雲大社の歩き方

縁結びで有名な出雲大社や出雲の魅力について語ります

【佐太神社】イザナミのお墓がある神社!八百万の神様がお墓参り?

旧暦10月神在月になると、全国からいらっしゃった八百万の神々は、ここに立ち寄られると伝えられています。

 

それはなぜかというと、ここに八百万の神々の母、イザナミの墓があるから。

 

そんな重要な場所にある神社、出雲国二ノ宮 佐太神社(さだじんじゃ)をご紹介しましょう。

この神社にはある偉大な神様が祀られています。

 

佐太神社の御本殿

佐太神社の御本殿

佐太神社の御本殿は全国的にも珍しい大社造の三殿並立。国指定の重要文化財となっています。

 

千木は全て外そぎの男千木。本殿は全て東を向いています。

向かって左手の南殿は通常の大社造とは全く逆の構造で、他に類を見ません。

佐太神社の御本殿

写真では瑞垣に隠れて見えづらいですが、南殿の入り口は通常と逆の左手に付いています。ということは出雲大社とは逆の位置にご神座があると考えると、、

 

ご神体は北を向いている事になりますね。

 

北殿が通常の大社造りであれば、ご神体は南を向いている事になります。そして真ん中の正中殿は、階段の取り付け位置から考えると、まっすぐに参拝者の方を向いていると推測できます。

 

北殿と南殿が正中殿の方を見つめているというのは何とも意味深な作りですね。それぞれのお社にどんな神様が祀られているのか気になってきますね。

 

佐太神社のご祭神

北殿のご祭神

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  1. 天照大神(あまてらすおおかみ)
  2. 瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)

 

ご存知我が国の総氏神様である太陽神アマテラスとその孫であるニニギですね。

 

御神紋は「輪違い

 

この紋章、無限を表す♾に見えますよね。天照大神はやがて天皇家につながっていく血筋。皇室の永続を願うものなのでしょうか?

 

正中殿のご祭神

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  1. 佐太大神(さだのおおかみ)
  2. 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)
  3. 伊弉冉尊(いざなみのみこと)
  4. 事解男命(ことさかおのみこと)
  5. 速玉之男命(はやたまおのみこと)

 

2~5の神様は一先ずおいといて、佐太大神というのは神社の公式見解によると猿田彦命だとされています。猿田彦命といえばニニギが天界から降臨してくる際、道案内を務めた神様だとされています。その後アメノウズメと結婚したとされ、夫婦そろって伊勢神宮の摂社に祀られていますね。

 

御神紋は「地紙

 

扇子の骨を取った形。つまり扇子の紙の部分だけを表しています。神楽の始祖であるアメノウズメにちなんでいるのでしょうか?そういえば佐太神社は神楽も有名です。

 

 

南殿のご祭神

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  1. 素戔嗚尊(すさのおのみこと)
  2. 秘説四座(ひせつよんざ)

 

スサノオは有名なのですが、問題は2番目。出ましたよ謎のやつ。出雲にはよくあるやつ。秘説四座というのはどんな神様なのかわかりません。

 

これはまだ調査中です。分かり次第このブログでご報告していきますね。

 

御神紋は「二重亀甲紋

 

亀甲は出雲の神様の代表的な紋章です。秘説四座も出雲系の神様ということでしょうか。。

 

 

 佐太大神とはどんな神様なのか?

佐太大神という名前についている「大神」というのは、古事記などの国の正史には天照大神にしか見えません。

 

つまり大神の称号を持つ神様というのは、一般的には天照大神の事を指すのでしょうが、出雲国では四柱もいらっしゃるのです。

 

出雲国の四柱の大神

出雲風土記に記載された偉大な神様四柱。これらの神々は古事記や日本書紀の知見が及ばない部分も多いです。

 

  1. 佐太大神
  2. 熊野大神
  3. 野城大神
  4. 所造天下大神

 

4の読み方は「あめのしたつくらししおおかみ」と読み、出雲の国を平定した国造りの神様という意味で、大国主命の事だとされています。

 

偉大な事を成し遂げられた神様に贈られる称号「大神」。出雲風土記にはアマテラスもスサノオも「大神」として登場しないのです。。

 

佐太大神の誕生

佐太大神は佐太神社から北東に海岸線を走った島根町で誕生されたと伝わっています。佐太大神の母は「キサカヒメ」だとされていますが、この姫は出雲大社本殿に祀られています。

 

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大国主命の命をお助けになった女神ですね。これはどんな関係を示すのでしょう。いずれにしても偉大な女神の御子という事になります。

 

佐太大神の生まれた島根町には光り輝く金の弓矢伝説があります。光輝く矢が海中から出現し、辺りを照らしたので、その誕生地を「加賀」と呼びます。

 

 

イザナミのお墓

イザナミのお墓

佐太神社の背後にはカンナビ山があり、古くはこの山自体が御神体だったのでしょう。本殿の裏手から山へ登っていくと、母儀人基社(はぎのひともとしゃ)があります。

 

どう見てもお墓。このお墓はイザナミが葬られた比婆山から遷座したものとされており、正確にはこの地に葬られた訳ではないようです。

 

しかし、古代出雲は埋葬地と拝み墓を別に作ったと言われていますので、ここはいわゆる拝み墓なのかもしれませんね。

 

神在月のお墓参り

旧暦10月には出雲大社に集まった神様が次に訪れる社が、この佐太神社だと言われています。神在祭は出雲大社の後に行われます。

 

 神様が帰っていくルートについてはこちらの記事に詳しく書いています

www.izumo-enmusubi.com

 

 イザナミのお墓が遷座されたものだということはもともとは違う理由で立ち寄っていた?佐太大神が猿田彦であるならば道案内の神様。

 

つまり、帰っていく道を案内する役割があったと考えれば、それなりに理由が見えてきます。いずれにしてもこの佐太大神がいらっしゃる場所は重要な経由地だったのでしょう。

 

 

佐太神社へのアクセス 

電車で行くルートはありませんので、JR松江駅からバスで30分程度。自動車で行く場合は約20分程度です。出雲大社からは車で約1時間です。 帰りのバスのダイヤを気にしないで済むので、レンタカーがおすすめですよ!

 

 

まとめ

あまりにも謎に満ちた佐太神社。

 

本殿の造りも個性的で、神社が立っている場所事態もいわゆる神々の聖地と呼べる場所。そして出雲四大神の一柱である佐太大神。

 

また神様の名前が公開されていない「秘説四座」の神様・・・

この神様がどなたなのかが分かると、どうなるのでしょうか・・・

 

古代出雲国の色合いを残しつつ、古事記に見える神様も祀っており、色々と時代に合わせてご祭神名も変化してきたのでしょう。

 

この神社の摂社には縁切り・縁結びの神様を祀る神社があったりして、まだまだお伝えしたいことがたくさん!次回記事にて解説いたしますね。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

皆様に良いご縁が結ばれますように!