出雲神話でも最も有名な、スサノオのヤマタノオロチ退治。その神話の舞台はまさに出雲!子供の頃に聞いた神話は非常に聴きやすかったのですが、実は細かい点をキレイに削ぎ落とされ、洗練されたお話になっていたのです。

ヤマタノオロチ伝説にまつわる神社には、その細かい話を埋めるような、パズルのピースが散りばめられています。

今回はそんなピースの1つをご紹介します!観光地だけでは満足できないアナタにおすすめのスポット、八口神社をご紹介します!

 

八口神社の御祭神

素戔嗚命すさのおのみこと

 

あまりにも有名な神様ですよね。スサノオと言えば、ヤマタノオロチを成敗した出雲の英雄神。オオクニヌシが統治する前の時代、出雲を平定した神として有名です。

しかしそのご活躍ぶりは古事記・日本書紀では大々的に取り上げられているものの、出雲風土記ではほんの一瞬しか登場しないという謎があります。この八口神社も出雲風土記に記載された数少ない記述に、矢口社として登場します。

 

八口の由来

スサノオがヤマタノオロチを退治しようと挑んだ際、ヤマタノオロチは逃げ出し、命からがらこの地にとどまりました。

山を枕代わりにして休んでいたところを、スサノオがその8つの頭を斬り伏せたのです。そしてこの地を八口(やぐち)と呼ぶようになったとのこと。

また別の逸話では休んでいたヤマタノオロチを、スサノオが矢を射かけて成敗したので、矢口(やぐち)と呼ぶとされています。

 

ヤマタノオロチが倒れた草枕

この八口神社から見える草枕山は、ヤマタノオロチが枕にして休んでいたという伝説が残っています。※写真中央の山ですが、この日は霧がかかっていました。

江戸時代、安政年間に治水事業によってこの山を切り開き、川の流れを変えたのだそうです。それまで赤川の水は八口神社の前を通り、草枕山の南側を流れていたのです。

 

ヤマタノオロチはどう退治されたのか?

古事記に見えるヤマタノオロチ神話では、ヤマタノオロチを退治するために強い強いお酒を用意し、オロチを泥酔させたところで斬り伏せたとあります。

ところが八口神社の御由緒によると、スサノオは第1戦においてヤマタノオロチを撃ち損じています。

しかも逃げられてしまい、この八口の地においてトドメを刺したという事なのでしょう。

これはどういう事なのでしょうか!?泥酔して眠ったところを斬り伏せたのに逃げられたとなると、ヤマタノオロチは相当な生命力を持っていたという事かもしれません。

 

八口神社の御本殿

御神紋は亀甲に違え鷹。

千木は出雲系の男千木で、社殿は南東を向いています。

 

 

まとめ

ヤマタノオロチ伝説を追いかけて訪れた八口神社。そこには古事記に記載されない、リアルな戦いがありました。

ヤマタノオロチに逃げられ、トドメを刺した八口の地。つまりヤマタノオロチ終焉の地という事になります。

実はこの八口神社の周辺にはさらに興味深い御由緒を持った神社がたくさんあります!その中にはなんと、もう一つの八口神社が!近くに同じ名前を持った神社が存在しているのです。

それはまた次回ご紹介しましょう!

 

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