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出雲大社の本殿裏、つまり北側に八雲山と呼ばれる禁足地があります。

その東西には鶴山と亀山。

鶴と亀の麓には出雲大社の宮司である千家さんと北島さんがいらっしゃるのです。

つまり、かごめかごめの歌によると

「うしろのしょうめんだーれだ?」

という場所にあたる

八雲山の麓には素鵞社(そがのやしろ)があるのです。

【素鵞社(そがのやしろ)】神の砂で縁結びパワーアップ!〜出雲大社の歩き方〜

 

 

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画像引用:出雲大社公式サイト

 

出雲大社の御祭神はもちろん大国主命ですが、出雲大社の場所をここにした理由はもちろん意味があったはずです。

出雲大社はパワースポット?

出雲大社の場所は北側に大きな山脈があります。東は旅伏山(たぶせやま)、西へ向かって行くと鼻高山(はなたかやま)、弥山(みせん)、八雲山(やくもやま)と霊山が続きます。

古代の神事はで禊を行い、を拝むというものだったようです。霊山とよばれる山には祭祀の跡が残されており、その多くが磐座(いわくら)と呼ばれるものです。

神が宿る岩を信仰するものです。

素鵞社の後ろには八雲山の岩肌が見えており、これは磐座と考えられます。

八雲山自身が禁足地ということを考えると、磐座があるだけでなく、山自体が神様と考えられます。

山が神様になる理由は「カンナビ」を知るとお分かりいただけます。

【神奈備山】その名前に隠された本当の意味とは!?

 

 

大王が亡くなると神名火山に連れて行かれたのです。この事から山に神が宿り、お祭りの時などは「神は山から降りてくる」と信じられていたのです。

八雲山がカンナビかどうかは確認することができませんが、何らかの信仰の対象であったことは間違いありません。そんな山の麓に出雲大社は立っているということです。

それは神社に強いパワーが宿るとしても不思議ではありません。

 

 

八雲とは何か?

八雲と言えば古事記では須佐之男命が由来しています。

つまり、八岐大蛇を退治した須佐之男命が櫛稲田姫と結婚することとなり、日本初の和歌を詠んだのです。

 

八雲立つ出雲八重垣妻籠みに 八重垣造る その八重垣を」

 

なんとも美しい歌です。

奥さんを住まわせるために垣根を廻らし、宮殿を立てたのだと。その地を求めて歩いたところ「清々しい気持ちになった」という須賀の地に宮殿は建てられました。

「八雲立つ」というのは雲が立ち上る様をご覧になって、二人の門出を祝福しているように思われたのでしょう。この八雲は須佐之男命を代表する言葉となった上に、出雲の枕詞として使われるようになりました。

出雲という地名にも「出る雲」という字があてられたのは、この和歌が由来していると思われます。

出雲大社の裏山を八雲山と名付けたのは、麓に素鵞社があるからでしょうか。

素鵞社のご祭神は須佐之男命となっています。

八雲山という名前は出雲大社以外にもあります。

須賀神社の近くにもあるのです。こちらのご祭神ももちろん須佐之男命。

須佐之男命が鎮座する場所には「八雲」という地名が付くのでしょう。

雲に関することはこちらの神社のご由緒で考察しています

【久武神社】八岐大蛇伝説が残るお社!櫛稲田姫はここにいた!?

 

 

 

かつて出雲大社はご祭神が須佐之男命になっていた時代があります。

このことからも「須佐之男命を祀りたい」と思っていた民がいたことは明白です。彼らは各地に「八雲」の信仰を遺したのでしょう。

素鵞社も出雲大社境内で一番条件が良い場所に鎮座しており、須佐之男命への御信仰の篤さを物語っています。

 

 

出雲大社のご神体は八雲山?

出雲大社は過去何度か遷座をしてきたはずです。現在の地に建築された年代を考えるに、少なくとも古事記が編纂された奈良時代初期には建築されているはずです。

その前の出雲大社について書かれた文献は「天日隅宮(あめのひすみのみや)」とされており、現在の地「杵築の宮」という表現ではないため、どこの場所を指しているのか不明です。

垂仁天皇の御代に「国譲りの時に約束した出雲大社を建築していなかったから祟りが起きた」という伝承を以前ご紹介しました。その時代の「出雲大社」は曽枳能夜神社という考察をご紹介しました。

【曽枳能夜(そきのや)神社】出雲大社はここにあった?国譲り後の出雲の謎!

 

垂仁天皇がなぜ杵築の地に出雲大社を遷座、あるいは創建したのか?それは神代の時代に須佐之男命が放った言葉をご参考になさったのでしょう。

大国主命が須佐之男命の娘、スセリ姫を連れ出した、あるいは駆け落ちのように大脱出劇を起こした時。。

【スセリヒメ】大国主命との出会いと数奇な運命を辿る事になった八上姫

 

須佐之男命は大声で大国主命に向かって激励の言葉を投げかけます。

 「宇迦の山のふもとに宮殿を作って住め」

これは大国主命が国譲りの交渉を請ける前の時代の話です。

宇迦の山とは現在の出雲大社の北に位置する山脈一帯を指している様です。

つまり八雲山のことです。

神代にはすでに祭祀の場として八雲山は定着していたことを示唆しています。

出雲大社建立の候補地としては、最適だったのではないでしょうか?

 

 

神話に見る杵築の地の由来

出雲風土記の国引き神話によるとこの八雲山~旅伏山までの山脈を含む「杵築の地」は新羅の国から「余っている土地を引き寄せた」とあります。

 

須佐之男命が高天原から地上に降り立った場所、古事記では出雲の地ですが、日本書紀では新羅となっています。そして新羅が気に入らないので出雲に渡ったとあります。

出雲風土記と日本書紀の符合。

やはりこの杵築の地、あるいは八雲山をはじめとするこの霊山の山脈は須佐之男命との縁が深いのでしょう。

大国主命が鎮座する位置に須佐之男命のご加護あり。

この地はまさに大国主命と正妻 須勢理姫が鎮座するにふさわしい場所なのでしょう。

最後まで読んでくださってありがとうございます。

皆様に良いご縁が結ばれますように!

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