大阪へ行ってきました!前から行ってみたかった住吉大社へ参拝。大阪市内から南へ少し走った、堺市にあります。

ここにお祀りされている神様と言えば住吉三神!この神様は、あの天照大神よりも須佐之男命よりも先にお生まれになった神様。

社殿も神話も謎に満ちています。早速ご紹介していきましょう!

住吉大社のご祭神

住吉三神

  1. 底筒男命(そこつつのお)
  2. 中筒男命(なかつつのお)
  3. 表筒男命(うわつつのお)

この神は海運の安全を守る神であり、お祓いの神でもあります。このような御神徳がなぜ言われるようになったのか?それは神話に起源を持ちます。

住吉三神の誕生神話

神代の話。イザナミとイザナギは神生みにおいて、沢山の神々を生み出しました。しかし日の神様「ヒノカグツチ」を生んだ際、イザナミは瀕死のダメージを負い、それが原因となって亡くなってしまいます。

妻の死を悲しんだイザナギは数日経っても悲しみを忘れることができず、いよいよ妻のいる黄泉の国へと足を踏み入れてしまいます。しかし、そこには変わり果てた妻の姿。結局迎えに行ったはずが、妻の姿に怯え、逆に妻の怒りをかってしまいました。

そこで二人は永遠の離別をしてしまいます。神話に見る日本初の離縁です。黄泉の国に行った穢れを祓うため、イザナギは「筑紫の日向の橘の小戸の阿波木原」と呼ばれる海辺で禊(みそぎ)を行います。

要するに、水浴びですね。

雑すぎですか;;

禊を行う過程で、様々な神様が出現します。

イザナギが着ていた服や装備品からも、禊を行ったときに剥がれ落ちた垢などからも。

イザナギが海に深く潜って禊をした時に生まれた神様が底筒男命と底綿津見

イザナギが海の中ほどに潜って禊をした時に生まれた神様が中筒男命と中綿津見

イザナギが海面で禊をした時に生まれた神様が表筒男命と上綿津見

この綿津見(わたつみ)というのは海の神様を指す言葉である一方、実は筒というのは星を指します。

ちなみにこの後、三貴子(アマテラス・ツクヨミ・スサノオ)が誕生します。住吉三神は三貴子よりも先輩なんですね。

筒男と綿津見の役割

海と星の神様がなぜ一緒に誕生したのか。それは船乗りならすぐにピンとくるお話かもしれません。

夜に海に出ると、コンパスやGPSが無かった時代にはすぐに方角を見失ってしまいました。そこで船乗りたちの頼りとなるのは星。

つまり、住吉三神とは海の神様と一緒に生まれた、海運の神様。航海の安全を守る神様だったのです。

そして全ての星の配置を確かめるためには基準となる星が必要です。船乗りたちが一番最初に探す基準となる星とは。。。

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オリオン座です。

オリオン座の事を和名では鼓星あるいはと言います。鼓、つづみ、、つつ。。似た音ですね。オリオン座の事を指す名前が転じて、星を代表する固有名詞「筒」になっていったのでしょうか・・・?

住吉三神はオリオン座か?

航海の安全を守る住吉三神。そして船乗りが真っ先に探す星、オリオン座。

オリオン座の動きを見ると、住吉三神の事だとはっきりわかります。

夜になるとオリオン座が東の水平線から横倒しになって表れて、明け方には西の水平線に横倒しになって沈んでいく。。

www.youtube.com

オリオン座の真ん中に位置する三つの星の動きに注目してください。

水平線から出てくるときは縦に3つが並びます。

すなわちこの3つの星が縦に並んでいるか、横に並んでいるかでおおよその時刻が分かり、沈んでいく方角で東西南北が分かってしまうのです!

そして水面から見て一番上にいる星が表筒男命、真ん中が中筒男命、下が底筒男命と考えるとどうでしょうか?しっくりくる!

つまり住吉三神とはオリオンの三ツ星!

なるほどこれなら航海の神と呼べますね!

ちなみにイザナギの禊から生まれたという事で、禊祓(みそぎはらえ)のご利益もあると考えられており、お祓いの神様とも呼ばれるようです。

住吉大社のご本殿

住吉大社のご本殿は4つあります。もちろん3つは住吉三神なのですが、4つ目は応神天皇の母である神功皇后(じんくうこうごう)が祀られています。

この神功皇后は神の託宣によって、朝鮮へ出兵した勇ましい方。しかし、海を渡っていくのは当然危険が伴う時代でした。大航海へ望む前にこの住吉三神に先勝祈願したところ、無事安全に海を渡り、勝利を収めました。

そしてこの地に住吉三神を祭る神社を建立し、後の時代になって、自らも祀られることになったのだと伝えられています。

第一本宮

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ご祭神:底筒男命(そこつつのお)

第二本宮

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ご祭神:中筒男命(なかつつのお)

第三本宮

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ご祭神:表筒男命(うわつつのお)

第四本宮

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ご祭神:神功皇后(じんくうこうごう)

社殿の建築様式は住吉造。出雲大社の大社造にルーツを持ち、より神殿としてふさわしい形に進化していきました。住吉造は神坐が真っすぐ参拝者の方を向いており、神殿としての理にかなっています。

千木は男千木ですが、非常に急角度になっており、鼓を連想させます。

ご神紋は三つ巴紋。武将に人気の紋ですね。

本殿の配置と方角

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※画像引用:住吉大社公式サイト

本殿は直接に配置され、全て西を向いています。

まさにオリオンの三ツ星と同じ配置。

東の水平線から西へ向かって突き進む時の配置そのもの。西には大阪湾があり、海路の要所を守護しているのでしょうか?

古代には外国から来客があると、瀬戸内海から大阪湾に至り、大和国へと案内したと言われています。

住吉大社周辺のおすすめ!

住吉大社の近くにある喜久寿(きくじゅ)という和菓子屋さんにはとっても美味しいどら焼きが!

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はちみつを効かせたモチふわの生地に、ごろっと入った栗に甘すぎない上品な小豆餡。

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※画像引用:食べログ

一度食べたら忘れられない味!もっと買って帰ればよかった、、、写真撮るのも忘れてて、引用写真です笑

喜久寿へのアクセス

まとめ

イザナギの禊によって生まれた住吉三神。航海の神と呼ばれる理由がお分かりいただけたでしょうか?

ちなみに陸路の神は猿田彦命(さるたひこ)、または岐神(くなとのかみ)と言われています。空路は天船鳥命(あめのふなとり)ですね。

まとめで脱線とは失礼しました汗

住吉大社はお祓いの神というだけでも有難いのに、勝利の母 神功皇后のご利益もいただくことができます。

境内には他にもゲン担ぎスポットがたくさん。さ、さすが大阪。。ありがたい感じのものが沢山!またゆっくり行ってみたいし、どら焼きを大量に購入したいと思います。

最後まで読んでくださってありがとうございます!

皆さまに良いご縁が結ばれますように!

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